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梢からは白い水蒸気のようなものが立ちのぼる。霜が溶けるのだろうか。溶けた霜が蒸発するのだろうか。いや、それも昆虫である。微粒子のような羽虫がそんなふうに群がっている。そこへ日が当ったのである。
梶井基次郎 / 冬の蠅 ページ位置:5% 作品を確認(青空文庫)
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虫が飛ぶ・羽音 羽虫
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......して自分らの身体を溪のこちら岸からあちら岸へ運ぶものらしい。)昆虫。昆虫。初冬といっても彼らの活動は空に織るようである。日光がかしの梢に染まりはじめる。するとその梢からは白い水蒸気のようなものが立ちのぼる。霜が溶けるのだろうか。溶けた霜が蒸発するのだろうか。いや、それも昆虫である。微粒子のような羽虫がそんなふうに群がっている。そこへ日が当ったのである。  私は開け放った窓のなかで半裸体の身体をさらしながら、そうした内湾うちうみのように賑やかな溪の空を眺めている。すると彼らがやって来るのである。彼らのやって来るのは私の部屋......
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近くの森から蜩(ひぐらし)の声が追いかけるように聞える。
志賀 直哉 / 網走まで「清兵衛と瓢箪・網走まで (新潮文庫)」に収録 amazon
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