どうどうと水の流れる音
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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川の音(せせらぎ)
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前後の文章を含んだ引用
......浴場で身体を洗うと、バブル風呂や大風呂などの浴場内の風呂には目もくれず、露天風呂へ向かった。 露天の岩風呂は四方とも壁はなくて、あるのは四本の太い木の柱だけで、どうどうと水の流れる音がこの高さまで響いてくる多摩川が見下ろせた。風呂のへりに腕を置いて景色をながめると、遠くに山と山を渡る小さな赤い鉄橋があった。自然のなかに、ペンキで塗られた赤が......
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川の音(せせらぎ)の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
坂道を降り切ると、川瀬の音が一斉に立ち上ってきた
井上靖 / あすなろ物語 amazon
うつけた静けさの底を沢の音が滑っていく
古井 由吉 / 聖―ひじり amazon
川の音も、水音としてではなくて、夜そのものが音を出しているような不思議な響きとして届いてくる。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
間断なく電光がうねり、まるで爆撃機の絨毯爆撃のように凄まじい破裂音がとどろいた。
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
山が破裂するのではないかと思われるほど激しい山鳴り
井上靖 / 小磐梯 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
しゃら/\川瀬の音を立てゝいた。
岡本かの子 / 巴里祭
波が砕け散って、波頭が白い城壁のよう
西木 正明 / 『幸福』行最終列車 amazon
波が引くときに、無数の小石が運ばれていくざらざらという音だけが物憂げに響いていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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