何にも交わらないで、自分を境に空と海を分けている水平線。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:35% 作品を確認(amazon)
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地平線・水平線
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......つ見てもまっすぐで、ぶれない。見えない一筋の光のようなものが、す、と背筋を貫いている。すごくきれいだけど、とてもとても遠いから、誰も手に入れようなんて思わない。何にも交わらないで、自分を境に空と海を分けている水平線。 どうしてだろう。あたしはひーちゃんを見ていると、不安になるときがある。まっすぐ、揺れない、そのままの姿で、ある瞬間に突然、すべてが消えてなくなってしまうんじゃ......
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地平線・水平線の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
視界を遮る物があまりなく遠くのほうまで見渡せる。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
水平線がその水のヴォリュームを押し上げるように、正しい円を画いて取り巻いている。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
水平線にたたずむ雲が逆光を浴びて、白いカーテンのように見える
福永 武彦 / 草の花 amazon
青磁色の水平線
岡本かの子 / 河明り
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
灰色に曇った空のなかに象嵌したような雪の浅間山が見えて来た。
堀 辰雄 / 菜穂子 amazon
ちぎれ雲の影が山の日向を後から後から忙しげに通り過ぎるような日和
永井 龍男 / 一個・秋・その他 amazon
麦畑は青い海のように、またも果てしなく続く。
火野 葦平 / 麦と兵隊 amazon
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