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本を読んだり年を取ったり、体が育ったりするだけでも、その人の感情や嗜好 や興味は変って来る
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:74% 作品を確認(青空文庫)
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心変わり・熱が冷める
本を読む・読書
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前後の文章を含んだ引用
......と云われると、僕はあれのこと打ち明けなければ好かったと思いますよ。あなたは偉いようでも女だなあ。何も人間の判る判らないのに、順序や年代があると決らないでしょう。本を読んだり年を取ったり、体が育ったりするだけでも、その人の感情や嗜好 や興味は変って来るでしょう」 「それはそうね。でもその人を貫く大たいの情勢とか嗜好とかの性質は、そう変らないでしょう」 「そうです。それだけに大たいを貫くものにぶっ突からないものは、......
単語の意味
嗜好(しこう)
体(からだ)
嗜好・・・好みや趣味。とくに食べ物に対する好みや趣味。
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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気持ちが凍って
林芙美子 / 新版 放浪記
手を翻 せば雨、手を覆 せば雲
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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本を読む・読書の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(文章問題の音読)博士はまず問題を音読させることからはじめた。 「問題にはリズムがあるからね。音楽と同じだよ。口に出してそのリズムに乗っかれば、問題の全体を眺めることができるし、落し穴が隠れていそうな怪しい場所の見当も、つくようになる」
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
(ページをめくる)ページのめくれる微かな風に乗って、どこからともなく埃が舞い上がる。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
一々精読するのがめんどうなので行 から行に飛び越えながら読んで行った。
有島武郎 / 或る女
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
滑らかに、形のいい上半身が現れたのが、するりと、バナナの皮を剥き取ったような感じで
大仏 次郎 / 帰郷 amazon
複雑な表情で、中途半端に笑った。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
(海に浮く)世界が空と太陽と海と僕だけになったところで行き倒れたみたいに寝転ぶと身体は少しだけ浮き、耳は海にある洞窟みたいに波のリズムに合わせて穴の水位が上がったり下がったりした。力を完全に抜くと踵だけが海底につく。浜近くの底と土の質が違って砂ではなく、やわらかくあたたかい泥だ。波に圧されるたびに踵が泥の海底を掘り、碇を下ろしたみたいに僕は同じ場所に停まり続ける。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
彼の姿には塵ほどの余念もない凝固した精神があった。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
俺はすとんとそう思う。りんごが地上に落ちるみたいにほとんど普遍的に自動的に、そう思う。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
あたりには目もやらずに熱心にその詩稿を読み出しました。
芥川龍之介 / 河童
すみれは唇を嚙んでひとしきり考えていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「我慢・諦め」カテゴリからランダム5
自分では平静を演じているつもりなのだろうけれど、緊張や、不安や、それに気づいてほしいという甘えが透けて見える。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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