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桃色の練菓子に緑の刻みを入れたような一掴みの建物だ。
岡本かの子 / 巴里のキャフェ――朝と昼―― ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
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店・建物の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......過ぎて却って張り合いがない。 町並のシャンゼリゼーが並木のシャンゼリゼーへ一息つくところに道の落合いがある。丸点 。ささやかな噴水を斜に眺めてキャフェ丸点 がある。桃色の練菓子に緑の刻みを入れたような一掴みの建物だ。 春は陰影 で煮〆たようなキャフェ・マキシムでもなかろう。堅苦しいフウケでもなかろう。アメリカの石鹸臭いアンパはなおさらのことだ。ギャルソンの客あしらいに多少の薄......
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祭礼かと見まちがうばかり賑やかに飾り立てた店の前の広告塔
島崎 藤村 / 分配 amazon
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(ひと気もなく昼間でも薄暗い場所)この一角に足を踏み入れると、時間の歩みが少しばかり遅くなったような気さえする。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
古い学生寮だ。鉄筋コンクリート三階建ての質素なデザインで、決して大きくはない。くすんだ窓ガラスやカーテンの黄ばみやひびの入った外壁の様子から、その古さが伝わってくる。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
土壁のないバラックで、昔は物置であったのかもしれない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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