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聞いている方の頭が、かえってごじゃごじゃになってしまうような、順序の狂った日本語だった。言葉と言葉が酔払いのように、散り散りによろめいていた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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方言・訛り・片言(カタコト)
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......分達がロシア語は分らないのだという事を知らせるために、眼の前で手を振って見せた。ロシア人が一句切り云うと、その口元を見ていた支那人は日本語をしゃべり出した。それは聞いている方の頭が、かえってごじゃごじゃになってしまうような、順序の狂った日本語だった。言葉と言葉が酔払いのように、散り散りによろめいていた。貴方あなた方、金キット持っていない」 「そうだ」 「貴方方、貧乏人」 「そうだ」 「だから、貴方方、プロレタリア。――分る?」 「うん」  ロシア人が笑いながら、......
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