山の裾を切り取るようにして、路が細い帯のように捲く
佐多 稲子 / 素足の娘 作品を確認(amazon)
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山道・峠道
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山道・峠道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
道は大きくうねっていて、時々視界が開けると、遥か遠くの下方に、先ほど通ったらしい道が見えた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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獣道のような頼りない参道
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
小さな黒い道がいきなり草の中に出て来ました。それはたくさんの馬のひづめの跡でできあがっていたのです。
宮沢賢治 / 風の又三郎
この交差点はとてもグロテスクな形をしていた。まるで巨人が造った広い道路と小人たちが造った細い路地が交わっているように見えるのだ。 たとえば広い国道のほうから走ってくると、直角に右へ曲がっているL字型の道にしか見えない。しかし実際はL字型カーブと見えた先には細い路地が伸びており、国道と平行に走る水路にかかる小さな橋がある。そしてこの水路が、昭和四十六年に埋め立てが完了し、沖合の島が陸続きになるまでの海岸線だったのだ。 陸続きになった島には造船所の巨大なドックがある。これが巨人の街だ。そして海岸線を奪われた以前の漁村には、未だに細い路地が張り巡らされている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
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