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「男の味と女の味はちがうんだよ」と言われたことを思いだした。「デパートなどの食堂に行って、じっと見ていてごらん、男はカレーライス、女はチキンライスを食べるよ」と言われた。男性は辛味で女性は甘い味を好む、というたとえ話をされたのだった。そういうことをわきまえながら料理を作らなくてはいけない
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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食べ物の好き嫌い
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前後の文章を含んだ引用
......かける父のあとで「じゃ、ぼくも」と、同じくソース、ケチャップをかけて食べはじめたとき、私は「ブルータス、お前もか」といった感じがなくもなかった。 花森安治先生が「男の味と女の味はちがうんだよ」と言われたことを思いだした。「デパートなどの食堂に行って、じっと見ていてごらん、男はカレーライス、女はチキンライスを食べるよ」と言われた。男性は辛味で女性は甘い味を好む、というたとえ話をされたのだった。そういうことをわきまえながら料理を作らなくてはいけないのだ。「今晩はなににしよう」と考えるとき、ついつい、自分の好きなものが頭にうかぶ。しかし、それをおさえて、夫の好きなものを考える。それだけではまだまだで、味つけ......
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父は九州の出で、濃い味が好きだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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夕食はいちおう作ってある。朝ごはん並の、いいかげんなものだ。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
コーヒーを飲み、固いくるみのパンをかじりながら、いつのまにかそういうことを考えていた。 テーブルと朝の光という組み合わせが、私に家族についてむやみに考えさせたのだと思う。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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