(バゲットのサンドイッチ)大きいのを両手でつかみ、バリバリはしから食べてゆくと、パンばかりのどにつかえて、両あごがくたびれてしまう上、わるくすればパンの皮で上あごをむいてしまうことさえある。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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サンドイッチ
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前後の文章を含んだ引用
......。キャフェのサンドイッチときたら、うすい品のよいのとは違い、バゲットを三十センチの長さに切り、中を開いてバタをぬってハムやチーズをはさんだごついサンドイッチだ。大きいのを両手でつかみ、バリバリはしから食べてゆくと、パンばかりのどにつかえて、両あごがくたびれてしまう上、わるくすればパンの皮で上あごをむいてしまうことさえある。このキャフェのギャルソンたちは、一杯のコーヒーで何時間ねばっても、いやな顔は決してしない。呼ばれないかぎり知らん顔で、気がらくだ。パリの紅茶がまずいことは前に書......
単語の意味
上顎(うわあご・じょうがく)
上顎・・・上の部分の顎(あご)。
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サンドイッチの表現・描写・類語(パン・お餅のカテゴリ)の一覧 ランダム5
イノダのサンドイッチは、近ごろ流行の、まるで飯事あそびのサンドイッチではない。むかしのままの、 「男が食べるサンドイッチ」 なのだ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
(クロックムッシュ)すごくおいしそうに出来ていたが、これを一枚たべたら、ほかのものがあまり食べられなくなってしまいそうで、とうとう一度も食べなかった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
(バゲットのサンドイッチ)大きいのを両手でつかみ、バリバリはしから食べてゆくと、パンばかりのどにつかえて、両あごがくたびれてしまう上、わるくすればパンの皮で上あごをむいてしまうことさえある。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
ハムサンドのハムは紙の如くペラペラにうすく、両側のパンが厚くて、あまりおいしいとはいえない。やはり、パンはうすく切って、バタとからしをぬったのをこってりつけて、あまりペラペラでないハムを入れたのがおいしい。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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「パン・お餅」カテゴリからランダム5
茶褐色で、トゲトゲしていて、しつこそうで、油っぽくて、一癖も二癖もありそうな問題児的イメージのカレーパン。異端を少しも恐れない確信犯的風貌。
東海林さだお / 鯛ヤキの丸かじり amazon
配給された小石のような固パン
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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