陽にあたって青葉の音が色が雨のように薫じているところ
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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青葉・葉っぱ
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前後の文章を含んだ引用
......出していた。こんなカフエーの雑音に巻かれていると、日記をつける事さえおっくうになって来ている。――まず雀が鳴いているところ、朗かな朝陽が長閑 に光っているところ、陽にあたって青葉の音が色が雨のように薫じているところ、槐多ではないけれど、狂人のように、一人居の住居が恋しくなりました。 十方空 しく御座候だ。暗いので、私は只じっと眼をとじているなり。 「オイ! ゆみちゃんはどこへ......
単語の意味
青葉(あおば)
青葉・・・青々とした草木の葉。とくに、初夏のころの青々とした木の葉。新緑。
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青葉・葉っぱの表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
透き通る様な青い若葉が門扉の上がら雨後の新滝のように流れ降り
岡本 かの子 / 蔦の門 amazon
眼にしみるような青葉の道だ
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
雨が、水鳥の葉を滑るように重なり合う葉の上を滑り落ちる
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
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八つ手の樹の根本にうすく苔が繁茂し、蒼い毛氈(もうせん)のように光っている
高橋 和巳 / 捨子物語 amazon
卯の花の白く灰(ほの)めくのも一段と風情を添える
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
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