漆のような真黒な羽のひらひらする、繊(ほそ)く青い、たしか河原蜻蛉(かわらとんぼ)とも言った
泉 鏡花 / 縷紅新草 作品を確認(amazon)
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トンボ
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単語の意味
蜻蛉・蜻蜒(とんぼ)
蜻蛉・蜻蜒・・・1.トンボ目の昆虫を総称。長くて透明な二対の羽で軽快に飛ぶ昆虫。体は細長くて円筒状。複眼は大きくて、触角は短い。大形のものは総称で「蜻蜒(やんま)」と呼ぶ。幼虫は「水蟇(やご)」といい、水中に生活する。
2.「とんぼがえり」の略。(トンボが空中で急に方向転換することから)空中で体を一回転させること。または、ある場所へ行って、すぐ戻ってくること。
3.運動場などの地ならしに使う、T字形の道具。
2.「とんぼがえり」の略。(トンボが空中で急に方向転換することから)空中で体を一回転させること。または、ある場所へ行って、すぐ戻ってくること。
3.運動場などの地ならしに使う、T字形の道具。
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トンボの表現・描写・類語(秋のカテゴリ)の一覧 ランダム5
朱ザヤのような照りのある、小がらの赤トンボ
山本 有三 / 波 amazon
空には赤とんぼが、江戸の秋を染めている
吉川英治 / 無宿人国記
(やんま)翡翠 の大きな眼、黒と黄の段だら染め、細くひきしまった腰から尾への強い線、──みんな美しい。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
淡いオレンジの夏アカネだ。七月も終わりになる頃、このトンボは、あたしたちの街のあちこちに、群れて飛ぶ。夏の盛りと秋の始まりが、もうそこまで来ていた。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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「秋」カテゴリからランダム5
午後が深まるにつれて窓の外の光はいかにも秋らしいやわらかな物静かな色に変化していった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
「昆虫・虫」カテゴリからランダム5
熬(い)りつけるような油蝉の声
長塚 節 / 土 amazon
裏の松林で鳴く油蝉が、濁った余韻のない響を、乾燥した空中にベルトのように吐き出していた。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
赤蜻蛉の羽がまるで銀の雨の降るように見えたんです。
泉 鏡花 / 縷紅新草 amazon
つくつく法師が、地獄の使者のような不吉な韻律を響かせながら
梅崎 春生 / 桜島 amazon
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