TOP > 風景表現 > 空・中空 > 夕焼けの雲


カテゴリ検索 単語の意味
夕焼雲がだんだん死灰に変じていった。
梶井基次郎 / 雪後 ページ位置:83% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
夕焼けの雲
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れにこっちの気持が弾まないと来ている」 「呑気のんきなことを言ってるな。さようなら」  行一は毛糸の首巻に顎を埋めて大槻に別れた。  電車の窓からは美しい木洩こもが見えた。夕焼雲がだんだん死灰に変じていった。夜、帰りの遅れた馬力が、紙で囲った蝋燭ろうそくの火を花束のように持って歩いた。行一は電車のなかで、先刻大槻に聞いた社会主義の話を思い出していた。彼は受身になった。魔誤まごつ......
単語の意味
死灰(しかい)
死灰・・・火の気がなくなった灰。生きている感じのないもの。活気がなくなったもの。
ここに意味を表示
夕焼けの雲の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「空・中空」カテゴリからランダム5
月から射し下ろして来る光線
梶井基次郎 / Kの昇天
風に拭われたような下弦の月
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
空・中空 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分