広大な、赤とも白ともつかない地面が延々と広がる
伊坂 幸太郎 / 砂漠 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
砂漠・砂丘
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......が言い、文鳥の存在に驚いた時のことを思い出し、いっそう、寂しくなる。 鳥井は呼吸すら堪えているのだろうか。僕たちは顔を見合わせた後で、うな垂れる。 僕の頭には、広大な、赤とも白ともつかない地面が延々と広がる、砂漠の光景が浮かんでいた。鳥井の今の心の内は、からからに干からびた砂漠そのものだ、と思った。果てがなく、精神が乾燥し、方向感覚を失っている。砂漠には、スーパー......
ここに意味を表示
砂漠・砂丘の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
見渡す限りの砂だ。風紋の刻まれた砂漠は海を連想させる。けれども、遠いどこかに向かっていっせいに打ち寄せていく無数の波は、立ち上がったままの姿で死んでいる。海水のなかに 夥しい奇妙な生命がうごめいているように、砂は、内部に死滅した時間を沈めて充実している。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「地上・陸地」カテゴリからランダム5
雪に被 われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。
梶井基次郎 / 路上
同じカテゴリの表現一覧
地上・陸地 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ