TOP > 風景表現 > 室内のようす > 扉（門・窓）の開閉
TOP > 風景表現 > 風 > 隙間風・風が室内に入る
ドアが開くと、外の冷気がかすかな風になって玄関に流れ込んできた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置：80% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
扉（門・窓）の開閉
隙間風・風が室内に入る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......顔をしていただろう。なにを伝えればいいのかわからないのに、なにかを伝えたいという思いだけが、ここに、こんなに、どうしようもなく、ある。「じゃあ、行ってきます」 ドアが開くと、外の冷気がかすかな風になって玄関に流れ込んできた。 通路に出た広樹は、忘れ物を思いだしたようなそぶりで僕を振り向いた。 がんばるからね。 口の動きだけで言って、せいいっぱいの笑みを浮かべて、ドアが静かに閉まる。......
単語の意味
冷気（れいき）
冷気・・・ひんやりと冷たい空気。冷え冷えした気候。
ここに意味を表示
扉（門・窓）がひらく・閉じるの表現・描写・類語（室内のようすのカテゴリ）の一覧 ランダム５
妙に丁寧に、旅館の女将がふすまを閉めるときみたいに両手で窓を閉めた。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
このカテゴリを全部見る
隙間風・風が室内に入るの表現・描写・類語（風のカテゴリ）の一覧 ランダム５
秋風にがたつく戸が細目にあいてる間から吹き込んだと見えてランプはいつの間 にか消えている
夏目漱石 / 吾輩は猫である
窓から河のように流れ込む潮風
林芙美子 / 新版 放浪記
少し開けた窓から、涼しい風が入ってきていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム５
家内を歩く足音が水底のように冷めたく心の中へも響いて聞える。
水上 瀧太郎 / 山の手の子「俤 (百年文庫)」に収録 amazon
地虫の鳴くようなスチームの音
日野 啓三 / 抱擁 amazon
「風」カテゴリからランダム５
なびいたように草木がお辞儀をする
芝木 好子 / 女ひとり amazon
湖をわたってくる風が、汗のにじむ頬や項（うなじ）にさわやかにしみる
原田 康子 / 挽歌 amazon
なまぬるい草いきれのこもった風が吹く。
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
風 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ
