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......る。奇妙な話はあちらこちらに転がっているものだ、と感心するほかない。　前のタクシーがウィンカーを出すと同時に、豊田のタクシーも速度を落とし、マンションに寄った。双子のマンションと言われるのも分からないでもなかった。住宅街に細長いマンションが二棟並んで立っているのだ。無用のシンボルなのか給水用のタンクなのか、さもなくば住人専用のプラネタリウムでもあるのか、屋上には球体のオブジェが載っていて、建物全体が巨人の姿にも見える。　舟木がそこで降りた。「すみません、ここで降ります」と運転手に告げ、自分の財布を開く。厚さも重みもない財布だった。キャッシュカードとテレホンカードが数枚挟まって......

単語の意味

姿・形・容・態・躰・體・軆・骵（すがた）

姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・１．身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
２．身なり。容姿。
３．目に見える、人の形。人の存在。
４．物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
５．物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]