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(暖かい思い出に耽る)愛の女神が身体に泡を散らしているように、遠い日の暖かい空気が揺曳する
中村 真一郎 / 女たち 作品を確認(amazon)
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思い出・思い出に浸る
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単語の意味
耽る(ふける)
身体(しんたい)
揺曳(ようえい)
耽る・・・熱中する。一つのことに心を奪われる。
身体・・・人のからだ。肉体。
揺曳・・・揺れて曳(ひ)く(=余波が続く)こと。ゆらゆらと靡(なび)くこと。また、後まで長く尾を引くこと。
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虹色の光の糸を集めて、記憶の薄絹を織る
大庭 みな子 / 三匹の蟹 amazon
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身体の内側が外側にめくれ返っていくような特異な感覚に襲われる。するとあの路地のにおいがする。埃っぽいアスファルトのにおい、下水のにおい、ひねこびた植物と土のにおい、猫の尿のにおい。ピアスを最後につけたあの最後の夜のにおいが、部屋にこびりついた煙草のにおいと陣治の体臭をつきぬけて十和子の鼻孔に届く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
こうして書きだしたら、ぞくぞくとおいしいものが頭に、というより舌の奥にうかんできた。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
今の夢のすみずみまで書きとめて、刻印して、封じ込めて永遠に大切にしたかった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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