流し台で馬のように水を何杯か続けざまに飲んで
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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飲む
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前後の文章を含んだ引用
......前だった。他人の家で目覚めると、いつも別の体に別の魂をむりやり詰めこまれてしまったような感じがする。やっとの思いで狭いベッドから立ちあがり、ドアの横にある簡単な流し台で馬のように水を何杯か続けざまに飲んでからベッドに戻った。 開け放した窓からはほんのわずかに海が見える。小さな波が上ったばかりの太陽をキラキラと反射させ、眼をこらすと何隻かのうす汚れた貨物船がうんざ......
単語の意味
続けざま・続け様(つづけざま)
馬(うま)
続けざま・続け様・・・続けて同じことが繰り返されるさま。同じ動作がひき続いてやまないさま。連続するさま。
馬・・・1.ウマ科の哺乳動物の総称。古くから耕作・運搬・常用に使う重要な家畜。体が大きく、首・顔が長く、鬣(たてがみ)がある。草食。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
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喉 を波打たせて気のすむまで飲む。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
わたしは湯気を胸の奥まで一杯に吸い込んで、ゆっくり紅茶をすすった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
竹筒を口にあてがい、鶏が水を飲むように 咽喉 をならしていた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
新しいビールのプルリングをむしりとった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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箒は軽やかな動きを見せていた。塵取りは常にそれに寄り添い、いつ出番が来てもいいよう準備を整えていた。
小川 洋子 / 先回りローバ「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
からだは激しい痙攣 に襲われたように痛ましく震えおののいていた。
有島武郎 / 或る女
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