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たかって来る蚊も追わずにぼんやりと庭の向こうを見続けていた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:70% 作品を確認(青空文庫)
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きょとんとした目つき・虚ろな眼差し
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前後の文章を含んだ引用
......藤のいった言葉が妙に耳に残った。  そう思い思い布の一方を手早く縫い終わって、縫い目を器用にしごきながら目をあげると、そこには貞世がさっきのまま机に両ひじをついて、たかって来る蚊も追わずにぼんやりと庭の向こうを見続けていた。切り下げにした厚い黒漆こくしつかみの毛の下にのぞき出した耳たぶは霜焼けでもしたように赤くなって、それを見ただけでも、貞世は何か興奮して向こうを向きながら泣いているに違い......
単語の意味
蚊(か)
・・・カ科の昆虫。古来より人が悩まされてきた、小形の害虫。主に夏に出る。雄は人や家畜の血を吸う。種類が多く、デング熱やマラリアなどの伝染病を媒介するものもいる。飛行の際に「ぶぅぅん」と羽音を鳴らす。
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