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(とうもろこしは)几帳面な性格である。 とうもろこしの粒は、縦一列に整然と、まっすぐに並んでいる。 しかも、一分の隙間もなく、誠実に芯の表面を覆いつくしている。 昔のとうもろこしは、ところどころに空き地があったが、最近のは例外なくびっしりと隙間なく並んでいる。 その過密性は建売住宅を思わせる。 土地の有効利用を考えなくてはならない時代性を、とうもろこしなりに考えているのかもしれない。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
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几帳面な性格
とうもろこし
空き、隙間がない・ぎっしり詰まっている
並ぶ・連なる・整列する
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前後の文章を含んだ引用
......味わうことができるのである。 それと、これは意外に人々が気づいていない点であるが、とうもろこしは性格的にも人々に好意を持たれるものを持っているのである。 それは几帳面な性格である。 とうもろこしの粒は、縦一列に整然と、まっすぐに並んでいる。 しかも、一分の隙間もなく、誠実に芯の表面を覆いつくしている。 昔のとうもろこしは、ところどころに空き地があったが、最近のは例外なくびっしりと隙間なく並んでいる。 その過密性は建売住宅を思わせる。 土地の有効利用を考えなくてはならない時代性を、とうもろこしなりに考えているのかもしれない。 なにもそんなにまっすぐに、整然と並べなくても、多少曲がっていても、欠落した部分があっても、消費者としては一向にかまわないのだが、「いえ、そういうわけにはまいり......
単語の意味
撓る・撓う(しなる・しなう)
厳し・美し・慈し(いつくし)
撓る・撓う・・・1.弾力があるため、折れずに、そり曲がった状態になる。撓む(たわむ)。
2.頼りなさそうにナヨナヨする。自らを支える力もなさそうに弱々しくする。
2.頼りなさそうにナヨナヨする。自らを支える力もなさそうに弱々しくする。
厳し・美し・慈し・・・1.格式ばっていて近寄りがたいさま。
2.容姿に普通の人に感じられない、上品さがあるさま。
2.容姿に普通の人に感じられない、上品さがあるさま。
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あるべきものはあるべき場所にないと気が済まないんだ。蜜柑は鏡餅の上に、鳩は時計の中に
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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しめった唐もろこしの茶色のひげの中から、ぞうげ色の粒々が行列して出て来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
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馬鈴薯をむりやりに袋に詰めこんだようにそれらの兵士でぎっちりになった軍用列車
野上 彌生子 / 哀しき少年「野上彌生子全小説 〈8〉 哀しき少年 明月」に収録 amazon
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陣形を組むようにして斜めに停車した。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
規律よく並んでいる。
岡本かの子 / 母子叙情
女の子連中が――それは三人だったが、改札口へ並ぶように男の児の前へ立った。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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中は鼻がつかえるほど狭い。
芥川龍之介 / 運
そこだけが水溜 りのようにポツンと空いた棚
小林多喜二 / 蟹工船
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なすすべもなく濁流に流されるように
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
はやてに吹かれた木の葉のように、からだを斜めにして逃げ出す
宮沢 賢治 / 鹿踊りのはじまり amazon
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全身これエチケットの塊といった風で、固く構える
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
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