TOP > 人物表現 > 体臭・体のにおい > 不快な体臭・くさい人
部屋中に体臭が漂っていた。いや、それは体臭とさえ言えなかった。それはあるポイントを越えてからは体臭であることを放棄して時間と調和し、光と調和していた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
悪臭・くさい
不快な体臭・くさい人
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......かかっていた。身長は一六五センチばかりで、体はしゃんとしている。骨格は太く、鼻筋は顔のまんなかからスキーのジャンプ台のような角度で挑戦的に前につきだしている。 部屋中に体臭が漂っていた。いや、それは体臭とさえ言えなかった。それはあるポイントを越えてからは体臭であることを放棄して時間と調和し、光と調和していた。広い部屋には古い書物と書類が所狭しとつみあげられ、床は殆んど見えなかった。書物の殆んどは外国語で書かれた学術書で、どれもこれもしみだらけだった。右手の壁際にはあ......
ここに意味を表示
悪臭・くさいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
不快な体臭・くさい人の表現・描写・類語(体臭・体のにおいのカテゴリ)の一覧 ランダム5
はつか鼠くさい体臭がムンムンして厭 な気持ちだった。
林芙美子 / 新版 放浪記
裸の身体から立ちのぼる獣のようなにおい。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「におい・香り」カテゴリからランダム5
風にのって彼の顔に近づいてくる何か物の腐敗した匂いが、彼の嗅覚にはたらきかけて、彼を把えているのだった。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
小さいすてきなおうちの玄関に立つと、プルメリアの花の香りでめまいがした。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
「体臭・体のにおい」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
におい・香り の表現の一覧
体臭・体のにおい の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ