巨大な爬虫類の皮膚のようなアスファルトの路面
日野 啓三 / 夢の島 作品を確認(amazon)
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舗道・アスファルト
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舗道・アスファルトの表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
アスファルトの広い国道は、ぼおっとした夕暮の河のように心細い眺めだった。
林 芙美子 / うず潮 (1964年) amazon
昆布のようにつるつるした都会の歩道
林 芙美子 / 風琴と魚の町/清貧の書 amazon
巨大な爬虫類の皮膚のようなアスファルトの路面
日野 啓三 / 夢の島 amazon
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歩行者用信号が青になるのを待つ。車道を眺める。槿(人名)にはそれが川に思える。視界が狭くなり、光景の彩度が落ち、車道の上を、不定形の波を隆起させ、川が、右から左へとゆるゆる流れていく。歩道との境に設置されたガードレールは、その、緩やかに、たゆたう川が、道を逸れぬように、川べりから溢れぬように、と付きっ切りで見守る役割を果たしている。 川は、時に嵐に勢いを増すとはいえ、それ以外の時には、目立つとも目立たぬともいえぬ水面の揺れとせせらぎをたてる程度だ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
どうして我々のバスが峠の上でもう一台のバスが来るのを待っていたかといいう理由はすぐに明らかになった。山を少し下ったあたりから道幅が急に狭くなっていて二台の大型バスがすれちがうのはまったく不可能だったからだ。バスは何台かのライトバンや乗用車とすれちがったが、そのたびにどちらかがバックして、カーブのふくらみにぴったりと身を寄せなくてはならなかった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
横に切れた路地
林芙美子 / 新版 放浪記
大学から駅まで続く道が好きだ。等間隔に植えられている木が道を囲んでいて、喩えるなら表参道から高級さをすっぽりと抜いた感じ。いろんなひとがいろんな話をしながら歩いて、いろんな形の人間関係が築かれただろうこの道は、なんだかすごく大切なもののように思える。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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