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考えれば考えるほど一切がこんがらがって来て、推測すればする程不可解に縺 れ乱れて来る
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:74% 作品を確認(青空文庫)
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混乱・訳が分からない・理解できない
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前後の文章を含んだ引用
......であろう。 ……二人の博士はドウシテこんなに私を中心にして騒ぎまわるのであろう……。 ……と……。 けれども、それは詰るところ無用の努力であった。そんな風に考えれば考えるほど一切がこんがらがって来て、推測すればする程不可解に縺 れ乱れて来るばかりであった。しまいには考える事も推測する事も出来なくなって、唯、眉をしかめて、唇を噛んでいる石像のような自分の姿を頭の中で想像しつつ、凝然と眼を閉じているば......
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事件全体を覆っている不可解な霧が、さらに濃度を増したような気がした
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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まわりの話し声も普通の話し声として聞こえるようになった。(自分の)声はまだ自分の声のようには聞こえない。しかしなんとかそれに近いものにはなっている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
眼前に黒い幕がおりるように見えなくなる
萩原 葉子 / 蕁麻の家 amazon
頭はまったく動いていなかった。 〈佐山です〉 県警キャップの──思った瞬間、脳内のすべてのランプが点灯した。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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