日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 時間帯（朝・昼・夜） > 夕方

TOP > 風景表現 > 空・中空 > 夕焼けの雲

濃い朱色の雲が、朱肉を滲ませた綿をキャンバスに叩きつけたような形で散らばっている

吉行淳之介 / 夕暮まで　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

夕方夕焼けの雲

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

単語の意味

朱色（しゅいろ）

朱色・・・橙（だいだい）色に近い赤色。朱肉の色に似た、少し黄色がかった赤色。

ここに意味を表示

夕方の表現・描写・類語（時間帯（朝・昼・夜）のカテゴリ）の一覧ランダム５

肋骨の見えた痩せた飼犬が夕暮れのおぼろな影に石膏のような色を見せて

田村俊子 / 木乃伊の口紅　amazon関連カテ夕方犬

濃い朱色の雲が、朱肉を滲ませた綿をキャンバスに叩きつけたような形で散らばっている

吉行淳之介 / 砂の上の植物群　amazon関連カテ夕方夕焼けの雲

窓から差し込む光の濃さで、日が傾いてゆくのが分った。

小川洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ夕方室内に差し込む光

午後の陽光の記憶が薄れていくにつれて、空っぽの部屋は急速に冷え込んでいった。

関連カテ夕方室内に差し込む光

夕陽が血のように赤い

このカテゴリを全部見る

夕焼けの雲の表現・描写・類語（空・中空のカテゴリ）の一覧ランダム５

赤く焼けて長く横に引いた幾すじもの西の空の雲の波を眺めていた。

野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録　amazon

薄紅色の千切れ雲が散らばって、オリーブ色の空に浮かぶ

日が西の空の土手のような雲の端に近く据って

長塚節 / 土　amazon

雲がばら色のぼかし模様になって、空を染めていた。

小川洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ細かくちぎれた雲夕焼けの雲

バラ色の花のように美しい夕焼け雲

このカテゴリを全部見る

「時間帯（朝・昼・夜）」カテゴリからランダム５

草の葉には未だ露があり、涼しい風が吹いていた。

直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録　amazon

夕闇はどんどん夜の暗さに変わる

西の空にはまだ夕映えの名残りがわずかに残っていた。

志賀直哉 / 焚火「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ夕方夜空

西日がストンと家並みの向こうに落ちると急に冷たい秋風が立つ。空はもう冬の色だ。

阿刀田高 / サン・ジェルマン伯爵考「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ秋の夕方・夜日の入り・日没

夕餉ゆうげの香りが河畔のあちこちから漂ってくるころ

宮本輝 / 泥の河「螢川・泥の河（新潮文庫）」に収録　amazon

「空・中空」カテゴリからランダム５

月明かりで路面の石は大小まで見分けられる

隈なく広がった紺青の空

真っ黒な天が磐石の重さで押しつけている

中島敦 / 牛人　amazon

ビルのすぐ上に浮かんだ月を言葉もなく見つめている。それが昇ったばかりの新しい太陽に照らされて、夜の深い輝きを急速に失い、空にかかったただの灰色の切り抜きに変わってしまうまで。

村上春樹 / 1Q84 BOOK 3　amazon

太陽が、遮るもののない青空にはばかること無くのぼる

同じカテゴリの表現一覧

時間帯（朝・昼・夜）の表現の一覧　

空・中空の表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分