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苺の花がこぼれたように咲いている。白い小さな花で、おまけに地べたにこびりついて咲くので、どうかすると脚に踏まれそうだ。女にも娘のうちは、内気で、きゃしゃで、一向目にも立だなかったのが、人の妻となって、子供でも産むと、急にはしゃいで、おしゃべりな肥大婦になり、どうかすると亭主の頭に手をやりかねないようになるのがあるものだ。苺もそれで、花のうちはあんなにつつましいが、一度実を結ぶと、だんだん肥えて赤ら顔になり、よそ事ながら気恥かしくなるほど尻も大きく張って来るものだ。その苺もやがて紅く熟して来る。
薄田 泣菫 / 艸木虫魚 作品を確認(amazon)
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単語の意味
亭主(ていしゅ)
赤ら顔・赭ら顔(あからがお)
尻・臀・後(しり)
足・脚・肢(あし)
亭主・・・家のあるじ。旅館や茶屋のあるじ。
赤ら顔・赭ら顔・・・日に焼けたり酒を飲んだりして、赤みを帯びた顔。また、血色のいい顔などにもいう。
尻・臀・後・・・1.腰のうしろ下部で、肉が豊かについている部位。座るときや腰をかけるときに下に位置するところ。肛門(こうもん)と尾てい骨がある辺り。尻(けつ)。臀部(でんぶ)。御居処(おいど)。
2.衣服の1にあたる部分。「ズボンの尻」
3.和服の腰から下の、裾(すそ)のほうの部分。
4.物事や長く続いているモノの、後方や一番あと。終わりの部分。しまい。最後。末端(まったん)。結果。
5.容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の尻」
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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