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「ねむるのが、何よりのたのしみで生きている」
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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眠りに落ちる・寝つく
ひっそりと、退屈な暮らし(日々)
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前後の文章を含んだ引用
......〕を食べ終え、この原稿を書きすすめているところなのである。 いまは午前一時ちょっと前で、これから朝の五時までが、私の一人きりの修羅場となる。家人は夜食を出すや、「ねむるのが、何よりのたのしみで生きている」 と、さっさと自室へ引取ってしまう。 ところで……。 日記に書いてある食べ物の中で、おいしかったものには、色鉛筆で○印がつけてあるから、家人がこれを見れば、すぐ......
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
無心に眠っている藍子は、夜の間に却って発育する若根のように、その生気を溢らして、足でしきりに着物の裾を蹴拡げる。
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
僕は目を閉じたまま黙って肯いた。 しばらくのあいだあたりには物音ひとつ聞こえなくなった。鳩も ねじまき鳥 もどこかへ消えてしまっていた。風もなく、車の排気音さえ聞こえなかった。そのあいだ僕はずっと電話の女のことを考えていた。 僕は本当にその女のことを知っていたのだろうか? でも僕にはその女を思いだすことができなかった。まるでキリコの絵の中の情景のように、女の影だけが路上を横切って長くのびていた。そしてその実体は僕の意識の領域をはるか遠く離れたところにあった。僕の耳もとでいつまでもベルが鳴りつづけていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
海に沈んでいくみたいに眠ってしまった。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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ひっそりと、退屈な暮らし(日々)の表現・描写・類語(退屈のカテゴリ)の一覧 ランダム5
家畜のようにおとなしい単純な生き方
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
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「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
(眠いけど食べる)頭の芯は眠気で凝り固まっているのに、手足は妙にふにゃふにゃしている。感覚も眠っているので、味を想像したりすることもなく、ただひとつひとつの手順を生理現象のようにこなしていく。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
闇を見つめて悶々としているうちに、じりじり時間がたっていく。 夜中の一時近くなって、やっと眠気の尻っ尾をつかんだような気がした。それを慎重にたぐり寄せていく。ドブネズミのようなその長い尾を引いていくと、その先に短い夢があった。灰色の淋しい街の風景のような、一瞬の夢。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
ひどい疲労から、小石のように眠りに落ちる
堀 辰雄 / 恢復期 amazon
蠎蛇(うわばみ)のような鼾を掻き
宮尾 登美子 / 櫂 amazon
「退屈」カテゴリからランダム5
暗い隅に頭を突っ込んで眠ってしまいたい。
宮本百合子 / 伸子
時はあぶらの垂れるゆるやかさで過ぎた。
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
「暮らし・生活」カテゴリからランダム5
封建制度の中にある家族たち
森田 たま / 菜園随筆 amazon
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