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肌からうっすら立ちのぼる湯気が、提灯の明かりに照らされて陽炎みたいだ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:77% 作品を確認(amazon)
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湯上りの肌
水蒸気・湯気
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前後の文章を含んだ引用
......さんに馳せ参じん」 歌が終わり、男衆は我先にと岸辺へ上がった。服を脱ぎ、真っ白な手ぬぐいで体を拭く。ヨキは発火しそうなほど激しく、手ぬぐいで体をこすっている。 肌からうっすら立ちのぼる湯気が、提灯の明かりに照らされて陽炎みたいだ。 風呂敷の中身は、山伏の白い装束だった。神隠しに遭った山太を捜索したとき、着たものだ。俺は鼻水をすすりながら着物を着た。手が震えちゃって、脚絆の紐がうまく結べな......
単語の意味
陽炎(かげろう・ようえん)
陽炎・・・春や夏の穏やかな日に、透明の炎のような揺らめきが地面からユラユラと立ちのぼる現象。局所的に密度の違う空気が混じることで、光が異常屈折して起こる。
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湯上りの肌の表現・描写・類語(肌の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(風呂上がりの)背に触れると、着ている薄いシャツをとおして湯の湿り気が伝わってくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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水蒸気・湯気の表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まるく浮かんでは消えてゆく湯気
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
やかんでお湯をわかすと蒸気が立ちのぼってきて、鼻をしめらせた。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
湯気が屏風 のように立騰って
梶井基次郎 / 泥濘
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「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
(なかったことになる)自然に消え去ってしまった。クッションを指で押しても、柔らかな弾力で、すぐにへこみが消え失せ、また元のなだらかな表面に戻るように、自然に。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
外人が二人同じところを何度も機械人形のように、行ったり来たりしている
小林多喜二 / 蟹工船
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皮膚が疲れたゴムのように皺ばむ
林 芙美子 / 晩菊・水仙・白鷺 amazon
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