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横光利一 / 日輪 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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刃物(ナイフ・剣・刀)
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前後の文章を含んだ引用
......を突き破って宮殿の方へ突撃した。不弥の宮の群衆は、再び宵 のように騒ぎ立った。松明は消えかかったまま酒盞 や祝瓮 と一緒に飛び廻った。そうして、投げ槍の飛 び交 う下で、鉾 や剣が撒 かれた氷のように輝くと、人々の身体は手足を飛ばして間断なく地に倒れた。 長羅はひとり転がる人波を蹴散らして宮殿の中へ近づくと、贄殿 の戸を突き破って寝殿の方へ馳 け込 んだ。広間の蒸被 を......
単語の意味
剣(けん・つるぎ)
剣・・・刀剣のうち諸刃・両刃(もろは[=両側に刃がある])のもの。片刃のものは「刀(かたな)」という。
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刃物(ナイフ・剣・刀)の表現・描写・類語(武器のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(刀の刃が)鍔から三、四寸の所から、折れて、氷柱 のように、すッ飛んだ。
吉川英治 / 無宿人国記
冷たく光る刀身は、抜けばたちまち大気中の蒸気を表面に集めるが、それは一点の曇りもない清冽な肌合いを持ち、たぐいなき刃には歴史と未来が秘められている。そり返った細身の背は、精妙と優雅さと最大の強度を一つに結ぶ。これらのすべてが私たちに力と美、畏敬と恐怖の混在した感情を抱かせるのである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
ちかッと、青い夕月の光が、脇差の刃に刎 ねた
吉川英治 / 無宿人国記
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「武器」カテゴリからランダム5
腰に下げたままのサーベルで鞘ごとしょぴいたのが、なにか長い、光る尻っぽで叩いたように見えたのだ。
野上 彌生子 / 哀しき少年 amazon
(七本の小刀は)茨 の棘 みたいに、白く立った。
吉川英治 / 野槌の百
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