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指にかけられた八寒嘯
※備考※ 八寒嘯は笛のこと
吉川英治 / 八寒道中 ページ位置:51% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......か分らないから、何とか、あいつ奴、気がついてくれればいいが……。 「ウム」 三五兵衛はうなずいて、ふッ……と部屋の灯を吹き消した。 探りとった笛袋から抜いて、彼の指にかけられた八寒嘯 は、やがて、氷柱 の林からひびく木魂 のように、鳴りだした。聞くからに寒い音色や、春日平六の言った鬼韻 というような階調が、ほの暗い闇にうごく彼の指先からあやつり出さ......
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