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その足跡を、彼は、追った。呼吸 が、はッはッと、口の外で動悸を打つ。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:98% 作品を確認(青空文庫)
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動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がる
喘ぐ・息を切らせる・荒い息
追う・追われる
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前後の文章を含んだ引用
......は、若者の如く潜 ッて駆けて行った。藪を出て、一すじの小川を跳ぶと、伊吹の裾につづく関ヶ原の曠野は視野のかぎり、真っ白だ。ただ点々と、黒く見える。足跡のほかは。 その足跡を、彼は、追った。呼吸 が、はッはッと、口の外で動悸を打つ。 「おおうーい」 皺 がれた声のあらし。 のめる。転ぶ。 「おおーいっ。雲霧ッ」 はっと気づけば、足痕は切れている。頭も顔も、雪だらけにして、雪の中に黙然と立ちどまっ......
単語の意味
動悸(どうき)
動悸・・・心臓がいつもよりドキドキすること。自分で感じられるほどの、強い胸の鼓動。
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動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
心臓は妙な打ち方をした。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
息が切れた。しかし煙草をやめたおかげで悪くない息の切れ方だった。喉にひっかかるような嫌な感じがない。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
私は息切れがして往来の上で立ち留った。呼吸困難。これはじっとしていなければいけないのである。
梶井基次郎 / 闇の絵巻
百メートルを全力疾走した後のように息が上がっている
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
しばらく 喘ぐように呼吸していた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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追う・追われるの表現・描写・類語(距離のカテゴリ)の一覧 ランダム5
目に見えない糸で縛りつけられたように、美佐子の後について歩き出した。
石坂 洋次郎 / 山のかなたに amazon
このごろ仕事は影みたいにいつでも彼にくっついてきている。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
呼応するようにまどかの泣き声もトーンを上げた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
男が大きく息を吐く音が聞こえた。深い井戸の底から立ち上るゆっくりと太い吐息だった。それから次に息を大きく吸い込む音が聞こえた。森の樹木のあいだを吹き抜ける烈風のごとく荒々しく不穏だ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
にらみつけるような目をしてぱつぱつとした唇の隙間から鋭く短い息を吐いた。まるで目に見えるようなとがった息。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
「距離」カテゴリからランダム5
知恩院の大きな山門は近よるに従って、その後ろに月が隠れ、大きな山門は真黒に一層大きく眺められた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
胸の奥の不安の 在処 を 鷲 摑 みにされたかのような感じがした。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
判決でも待つような心細げな顔つき
三田 誠広 / 僕って何 amazon
「驚き」カテゴリからランダム5
吹かれたように一飛び横へ飛びのいた。
横光利一 / 日輪
今にも破裂するように心臓が鼓動した。
有島武郎 / 或る女
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
黒い腕を皮癬病 みのようにぼりぼり掻 く。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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