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人も犬も月も何 にも見えません。その時に私はこの「夜 」の中に巻き込まれて
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:14% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
暗い・闇
夜
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前後の文章を含んだ引用
......の声なんでしょう。私は覚えず「はーい」と返事をしたのです。その返事が大きかったものですから静かな水に響いて、自分で自分の声に驚かされて、はっと周囲を見渡しました。人も犬も月も何 にも見えません。その時に私はこの「夜 」の中に巻き込まれて、あの声の出る所へ行きたいと云う気がむらむらと起ったのです。○○子の声がまた苦しそうに、訴えるように、救を求めるように私の耳を刺し通したので、今度は「今直 に行き......
単語の意味
犬・狗(いぬ)
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
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あたりは墨を落したように暗かった。
檀一雄 / 花筐「花筐・光る道 他四編」に収録 amazon
手を伸ばせば指先が黒く染まりそうなほど暗闇が立ちこめている
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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ヘッドライトが地獄の業火のように目の前で燃えさかる
小池 真理子 / 追いつめられて amazon
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まだニワトリすら鳴いていない時間
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
陽 が落ちかけて、 川面 に朱色のさざ波が 閃 めき始める
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
どこの家もしんとして赤子の泣く声が時おり聞こえるばかりだ。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
サーモンピンクの細い光りの帯が氷原を染める
三浦綾子 / 続氷点 amazon
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