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右手の指先が廊下の板にやっとさわるほど膝 を折って軽く頭を下げた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:46% 作品を確認(青空文庫)
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頭を下げる・お辞儀する
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前後の文章を含んだ引用
......受けた愛子の顔を見ると、古藤は魅いられたようにその美に打たれたらしく、目礼もせずにその立ち姿にながめ入った。愛子はにこりと左の口じりに笑 くぼの出る微笑を見せて、右手の指先が廊下の板にやっとさわるほど膝 を折って軽く頭を下げた。愛子の顔には羞恥 らしいものは少しも現われなかった。 「いけません、古藤さん。妹たちが御恩返しのつもりで一生懸命にしたんですから、おいしくはありませんが、ぜひ、ね。......
単語の意味
右手(みぎて)
指先(ゆびさき)
膝(ひざ)
右手・・・1.右の手。 ⇔ 左手(ひだりて)。
2.右の方向。右側。
2.右の方向。右側。
指先・・・手や足の、指の先端。指の先っぽ。指頭(しとう)。指端(したん)。
膝・・・1.足の関節部で、腿(もも)と脛(すね)とを繋ぐところの前面。腿と脛の境の前面部。膝頭(ひざがしら)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
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