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なんであんなピンクやの」「や、もうお年で、色素がないっていうか、体質っていうか」「乳輪も、わからんくらいに色がない。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:47% 作品を確認(amazon)
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乳房・乳首
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前後の文章を含んだ引用
......力に支配されてるぐらいの、のっとりのっとりやって来た老女を巻子はわたしにこっそり示して、「見て、あのピンクの乳首」と低い声で云った。「あれピンクすぎると思わん。なんであんなピンクやの」「や、もうお年で、色素がないっていうか、体質っていうか」「乳輪も、わからんくらいに色がない。あれはきれいに境目がない」「うん」「たまにおるねんな、若い子でも。はあ。まあだいたい不自然な色の抜け方ってのはハイドロ使ってんねんけどな」「なに、ハイドロって」......
単語の意味
体質(たいしつ)
体質・・・1.その人が生まれながらにもっている、体の性質。
2.団体や組織などがもつ、性質や特徴。
2.団体や組織などがもつ、性質や特徴。
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白い元結のような幾条(いくすじ)もの乳汁
平林 たい子 / 施療室にて「こういう女・施療室にて (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
小さな胸に小さい乳房が、白い盃のように貧しく膨らんでいる
川端 康成 / 掌の小説 amazon
ルイは美々子さんの片方の乳房を下からもちあげ、乳首をもう片方の手でつまんだ。まるで子供が、ビー玉をつまむような感じだ。
富岡 多恵子 / ワンダーランド「富岡多恵子集〈3〉小説(2)」に収録 amazon
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(わき毛)夏の雑草が庭を覆いつくしてまだ足りずに、石の階段にまで生(お)いのぼって来るように近江の深く掘り込まれた腋窩をあふれて、胸の両脇へまで生い茂っていた。この二つの黒い草叢(くさむら)は、日に浴びてつややかに耀(かがや)き、そのあたりの彼の皮膚の意外な白さを、白い砂地のように透かして見せた。
三島由紀夫 / 仮面の告白 amazon
豆つぶほどの乳首がくっついていた。まるで肉体の呼鈴みたい
石坂 洋次郎 / 颱風とざくろ amazon
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