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あの鮨やの親爺の顔だけは絵にかけるほど正確に覚えている
太宰治 / 人間失格 ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......ろ考え、なんだ、あの時の鮨やの親爺に似ているんだ、と気が附き苦笑した事も再三あったほどでした。あのひとの名前も、また、顔かたちさえ記憶から遠ざかっている現在なお、あの鮨やの親爺の顔だけは絵にかけるほど正確に覚えているとは、よっぽどあの時の鮨がまずく、自分に寒さと苦痛を与えたものと思われます。もともと、自分は、うまい鮨を食わせる店というところに、ひとに連れられて行って食っても......
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覚えている・記憶があるの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
内容は脳裏に焼き付いていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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忘れられない・心に強く残るの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夕暮れの一ときが、いまでもくっきりと映画の一卜こまを見るように瞼のうちに浮ぶのである。
森田 たま / もめん随筆 amazon
あの指でさわられた冷たい感触がふたたび右腕の皮膚の上に 蘇って来る。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
いまだにありありと覚えています。
芥川龍之介 / 河童
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(時々不意に幼い頃亡くなった、唯一の母の思い出が蘇ってくる)仮説的なへその緒で結びつけられている。彼の意識は記憶の羊水に浮かび、過去からのこだまを聞きとっている。《…略…》その情景の断片を野原の牛のようにきりなく反芻(はんすう)し、そこから大事な滋養を得ている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
(数々の)思い出が彼の心をゆっくりと横切っていった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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