腹部の皮が背中へひっついてしまっているかのように感じられる
横光 利一 / 時間 作品を確認(amazon)
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空腹・餓え・お腹が鳴る
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単語の意味
背中(せなか)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
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(缶ビールとバター・クッキーだけでは満たされないお腹)残念ながら缶ビールもバター・クッキーも、空から見たシナイ半島のごとき 茫漠 とした我々の空腹には何の痕跡も遺さなかった。それらはみすぼらしい風景の一部のように窓の外を素速く通りすぎていっただけだった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
この頃は犬さえ殺して食べねばならぬようになった
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
みぞおちの奥のあたりにぽっかりと空洞が生じてしまったような気分だった。出口も入口もない、純粋な空洞である。その奇妙な体内の欠落感──不在が実在するという感覚──は高い尖塔のてっぺんに上ったときに感じる恐怖のしびれにどこかしら似ているような気がした。空腹と高所恐怖に相通じるところがあるというのは新しい発見だった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
駄菓子ではつまらないと見えて腹がグウグウ辛気 に鳴っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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洪水の中に浮んで遠く流されてゆく死骸のように酔っている。
伊藤 整 / 灯をめぐる虫「伊藤整作品集〈第7巻〉火の鳥,灯をめぐる虫,たわむれに,生きる怖れ (1958年)」に収録 amazon
弱々しい視線をテーブルの上へ落して、熱心でも無関心でもない様子で、父親と知人の談話を聞いていた。
岡本かの子 / 母子叙情
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