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堰を切ったように心の澱を吐き出す
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愚痴る・不平不満・泣き言
本音・胸中・手の内
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単語の意味
澱(おり)
堰を切る(せきをきる)
澱・・・液体の底に沈んだカス。
堰を切る・・・せき止められていたもの切れて、どっと流れ出る。こらえ切れなくなって、溢れ出る。
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本音・胸中・手の内の表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
本心が、藻の影の金魚のように見え透いている
岩田 豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 amazon
古井戸をこわごわのぞく格好で、自分の本心をのぞく
島尾 敏雄 / 出孤島記 amazon
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「心」の言葉を含む嫌な気持ちの表現(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
考えれば考えるだけの億劫と、重くのしかかるものが大阪、母子、を思うと、その字づらからその音からその方角から心象から、いつもわたしの背後に向かって一切の音のない、のっぺりとした均一の夜のようにやって来ては拭いきれぬしんどさが、肺や目をじっとりと濡らしてゆく思い。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
彼女の内にわだかまっている重い、激しい、同時に懶 い心持
宮本百合子 / 伸子
いかにも教室を冷静に見つめているかのように、こっそりと、皆より少し高いところにいるような気分に浸っている。そして、実際には値段の低い自分のボロボロの自尊心を慰めている。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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嫌いの比喩表現の例文 一覧 ランダム5
褌(ふんどし)のようにバカ長い嘆息を洩らさざるを得なかった。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
知らぬうちに零した溜め息が足元に積もっているように感じ、足が抜けなくなるのではと不安を覚える。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
深夜の便器のような長嘆息
開高 健 / 飽満の種子「珠玉・花終る闇 (開高健全集)」に収録 amazon
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不満を伝えるの比喩表現の例文 一覧 ランダム5
鎧に切りつける思いで口にした
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
喧嘩っぱやい雄鶏のように相手に咬みつく
レイモンド チャンドラー / 湖中の女 amazon
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その他の気分の比喩表現の例文 一覧 ランダム5
私の血脈だけが、キコンカコン歌時計のように活発に動いていたわ
石坂 洋次郎 / 若い人 (1966年) amazon
よほど酔っ払ったのか、負ぶわれたほうは壊れた操り人形のようにフラフラとしていた。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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ゆかいな朝である。一人の男に打ち勝って
林芙美子 / 新版 放浪記
「おまえがもらったわけではないか?」 蜜柑(人名)の身体から無色透明の、見えざる触手、植物の長い蔓のようなものが伸び、自分の頰や首筋を探ってくるような気分になった。王子の本心を、心の中を見透かすために、撫でてくる。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
(口論を煽る)迷亭は双方の間に坐って、銀煙管 を軍配団扇 のように持って、心の裡 で八卦 よいやよいやと怒鳴っている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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霧のように不定型で不可視な精神の塊
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
愛子は、てのひらに残る麦茶の冷たさを感じることで、必死に戸惑いを隠そうとした。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
登は喘(あえ)いで、口の中が枯草をいっぱい押し込まれたように乾ききって、答えることができなかった。
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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