TOP > 感覚表現 > 光と影 > ランプ・手に持つ明かり
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:8% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
ランプ・手に持つ明かり
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ら、潮の香の漂った濁った小さな運河を渡って、ある狭いきたない町の中ほどにある一軒の小さな旅人宿にはいって行った。横浜という所には似もつかぬような古風な外構 えで、美濃紙 のくすぶり返った置き行燈 には太い筆つきで相模屋 と書いてあった。葉子はなんとなくその行燈に興味をひかれてしまっていた。いたずら好きなその心は、嘉永 ごろの浦賀 にでもあればありそうなこの旅籠......
単語の意味
燻る・燻ぶる・燻ぼる(くすぶる・くすぼる)
燻る・燻ぶる・燻ぼる・・・1.火が燃え上がるでもなく、消えるでもない、煙だけ出した状態である。
2.人の状態が好ましくない段階で、留まっている。
3.不平不満を持ったまま、引きこもって過ごす。
4.煙のすすで黒く汚れる。すすける。
2.人の状態が好ましくない段階で、留まっている。
3.不平不満を持ったまま、引きこもって過ごす。
4.煙のすすで黒く汚れる。すすける。
ここに意味を表示
ランプ・手に持つ明かりの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「光と影」カテゴリからランダム5
竈の影は斜めに揚板 の上にかかる。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
顔に、西の方の丘に隠れようとしている太陽の光線が、あかあかとあたって、 頬 や 顎 の 窪みに、影をつくっていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
かたぶいた梟 の眼のような行燈
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
光と影 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ