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身に沁 む寒さも忘れて聞き惚 れてしまいました。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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上の空・心ここにあらず
見とれる・うっとり見入る
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前後の文章を含んだ引用
......者がありました。ある夜 いつものように高い台に登って、一心に星を見ていますと、空に美しい天女が現われ、この世では聞かれぬほどの微妙な音楽を奏し出したので、天文学者は身に沁 む寒さも忘れて聞き惚 れてしまいました。朝見るとその天文学者の死骸 に霜 が真白に降っていました。これは本当の噺 だと、あのうそつきの爺 やが申しました」「何の事ですこりゃ、意味も何もないじゃありませんか、こ......
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上の空・心ここにあらずの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(上の空で声が聞こえていない)プールの水底で聞いている声のように、意味をなさない遠いこだまでしかなかった
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
何をするにも心にもない作り事をしているようだった。
有島武郎 / 或る女
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やや不用意なほど長く、彼女を見つめていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / 城のある町にて
ほんのり新茶の香りにでも酔った気持で笑いながら見ている。
岡本かの子 / 雛妓
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弱々しい視線をテーブルの上へ落して、熱心でも無関心でもない様子で、父親と知人の談話を聞いていた。
岡本かの子 / 母子叙情
何かほんの些細なきっかけでも暴発してしまいそうなこんな危うい精神状態
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
「見る」カテゴリからランダム5
寛子の顔が、生首のように覗いて
林 芙美子 / 泣虫小僧 amazon
その目が合った一瞬のあまりの短さゆえなのか、あるいはふたりの呼吸かなにかがぴったりと同調したのか、奇妙な、しかし確信に満ちた兄との一体感というか合一感に襲われた。今、ふたりは同じことを考えている。考えていることが同じなのではなくて、ふたりが一緒に、ふたりがかりでひとつのことを考えている。誰にそんなことを聞いたことがあるわけではなかったけれども、血のつながった兄妹というのはきっとどこもこういう瞬間があるものなのだ、とこの時知花は思った。
滝口 悠生 / 死んでいない者 amazon
有島武郎 / 或る女
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