TOP > 人物表現 > 睡眠・眠る・寝る > 眠りに落ちる・寝つく
麻酔がかかったように眠ってばかりいる。
向田 邦子 / 犬小屋「思い出トランプ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:14% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
眠りに落ちる・寝つく
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......りだ。違っているのは、達子の夫は、うちで眠っていることである。 大学病院につとめる麻酔医で、気の張る仕事のせいか、オペの重なった週の日曜は一日中うちで、それこそ麻酔がかかったように眠ってばかりいる。そのうち、そのうちと一日延ばしで、五つになる長男はまだパンダを見ていない。 吊皮につかまって揺れている人の間から、見えがくれするおやこ連れを達子は眺めていた。う......
ここに意味を表示
眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ことことと石段を降りるように寝入って行く
幸田 文 / おとうと amazon
このカテゴリを全部見る
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
眠気は海底地震によって生じた無音の波のように僕のボートを鈍く揺さぶっていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(山の中で眠りに落ちる)疲れ切ってはいるが、それが不思議な陶酔感となって彼に感ぜられた。彼は自分の精神も肉体も、今、この大きな自然の中に溶け込んで行くのを感じた。その自然というのは 芥子粒 程に小さい彼を無限の大きさで包んでいる気体のような眼に感ぜられないものであるが、その中に溶けて行く、──それに還元される感じが言葉に表現出来ない程の快さであった。何の不安もなく、睡い時、睡りに落ちて行く感じにも多少似ていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ