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自分の美貌を利用しすぎる賛之丞
吉川英治 / 八寒道中 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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女たらし
男前・イケメン・美少年
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前後の文章を含んだ引用
......は人の寄りつけない、刃のような相 が、その頃から備わっていたに違いない。 しかし、家庭には、彼のすきな一人の妹と、出仕御免になって余生を送っている父があった。――自分の美貌を利用しすぎる賛之丞が、そんな家庭をうかがったのは、彼として、生涯の禍 いだった。 賛之丞は、彼の常套 手段で、孝行で兄にも素直だったその妹を、家庭から走らした。――騒ぎの起った日には......
単語の意味
美貌(びぼう)
美貌・・・美しい容貌。美しい顔かたち。「貌」は、訓読みで「かお」「かたち」と読める。
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近辺の女房たちが「役者」とよんでいたほどの美男
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
(素敵なおじさま)黴に包まれて熟成したおいしいチーズのような男
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
眼は神経質に切れ上り、鼻筋が通って、ちょっと頬骨が高く男性的の人体電気の鋭そうな、美青年の紳士
岡本かの子 / 金魚撩乱
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三杯目の生ビールが回っていて、赤い 目尻 がきれいだった。映像と声と言葉とが美しく組み合わさった、栄子という芸術にみとれていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
ずっと付き合い続けている毅との間には、遠慮も恥じらいもほとんどなくなって、恋人というより兄妹のような関係になりつつある。でもその分いない人生が考えられない。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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(春の風景の)あまりのみずみずしさに、私は自分の内側がかさかさしていることを感じずにはいられなかった。私の心にどうしても春の風景は入ってこない。シャボン玉のようにくるくると表面に映るだけだ。人々はみな髪を光にすかして幸福そうにすれ違ってゆく。すべては息づいて、柔らかな陽ざしに守られながら輝きを増してゆく。生命にあふれ出すきれいな光景の中で、私の心は冬枯れの街や、夜明けの川原を恋しく思う。このまま、こわれてしまいたいと思う。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
赤貧は彼をいっそう磨き上げる刺激となり、彼の目から見ると、世俗的な財産は、彼の人格にとって 足枷 に映る。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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