ミイラのように枯れた喉のあたりの皺、たぶたぶに皮膚がゆるみ、斑点のような無数のしみが湧き出ているその九十歳の裸体は、それだけみると死者のようになんの生気もない
泉鏡花 / 歌行燈 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
老人
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
斑点(はんてん)
生気(せいき)
裸体(らしん)
斑点・・・ぶつぶつ模様。たくさん散らばった小さな点。
生気・・・活気のある感じ。元気な感じ。イキイキ。
裸体・・・服を着ていない、裸(はだか)のからだ。裸身(らしん)。
ここに意味を表示
老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「中年・老人」カテゴリからランダム5
どこか倣岸なところのある、自尊心の強そうな気難しい老人
井上 靖 / 天平の甍 amazon
老人は山の老樹のように、あるいは苔むした岩のように、この景色の前にただそこに置かれてあるのだ。
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
重役風情の痩せた老人
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
美醜を超えてチャーミングだと思わせる人
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
中年・老人 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ