「魚なんて手で食べるものさ」と、背びれとしっぽを指先ではずして、魚を口のほうにもっていって、うまい具合にたべた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
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食べる
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前後の文章を含んだ引用
......トに乗って小さい旅に出ている。昼食は魚のムニエルだ。ドロンは、ナイフ、フォークをぎこちなく使ってたべ始める。金持の青年がそれを小バカにしたような顔で眺めながら、「魚なんて手で食べるものさ」と、背びれとしっぽを指先ではずして、魚を口のほうにもっていって、うまい具合にたべた。海の上で、ヨットの中で、ナイフ、フォークはヤボだという、遊びが身についている金持の青年。海の上でもヨットの中でも、田舎っぺと思われないように、無理してナイフ、フ......
単語の意味
背(せ)
指先(ゆびさき)
指先・・・手や足の、指の先端。指の先っぽ。指頭(しとう)。指端(したん)。
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まるで馬のように音をたててたべた。
林 芙美子 / 泣虫小僧 amazon
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ふっと弟が笑った。白い息が見えた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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