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パトカーのサイレンは焦燥感を煽ってくる。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 ページ位置:25% 作品を確認(amazon)
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(緊急車両の)サイレン
慌てる・焦る
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前後の文章を含んだ引用
......笑む。 雪子の計算では二百十三秒後には乗り換え地点に到着する、予定どおりのペースだった。 響野が窓を開けたらしく、風が吹き込んでくる。雪子はもう一度耳を澄ます。パトカーのサイレンは焦燥感を煽ってくる。ただ、音がてんで方向違いの場所へ向かっていくのが分かった。小さく、低い音となっていく。「遠ざかっていく」久遠もそう言った。 体内時計は正確に時間を計算していた。......
単語の意味
焦燥(しょうそう)
焦燥・・・苛立ち。焦り。イライラすること。
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(緊急車両の)サイレンの表現・描写・類語(乗り物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
日本中のパトカーが集まってきたのではと思われるほど、凄まじいサイレンの音が夜空にこだまする
奥泉 光 / 石の来歴 amazon
裏口はもう真っ赤に染まるほど、御用提灯 が埋 もっていた。
吉川英治 / 治郎吉格子
ピーピーと消防車がサイレンを鳴らして走っていった。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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慌てる・焦るの表現・描写・類語(心が乱れるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
一生一代の失敗をしたという風にあわてだして眼や額からぱちぱち火花を出しました。
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
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「心が乱れる」カテゴリからランダム5
彼には同じ位の強さで二つの反対した気持があった。この事がうまく行ってくれればいいという気持と、うまく行かないでくれ、というような気持と。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
炭火のようにいらだって
倉橋由美子 / 蠍たち
「乗り物」カテゴリからランダム5
麗子は警部のジャガーに乗ったことが一度もない。勧められるたび拒否してきたのだ。理由は自分でもよく判らないが、ただなんとなく、本当になんとなくなのだが、この銀色のジャガーはオスのような気がして仕方がないのだ。それも発情したオス。
東川 篤哉 / 謎解きはディナーのあとで 2 amazon
今にも錆びつきそうなもの哀しい二両編成の郊外電車
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
鞭で宙を切るような鋭い汽笛
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
私はぼんやりと、山へはいって行く汽車にゆられていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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