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あてのない探偵のようにうろうろ、まごついている
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:90% 作品を確認(青空文庫)
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うろつく・さ迷う・放浪する
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前後の文章を含んだ引用
......迷亭先生の方を向く。 「古人を待つ身につらき置炬燵 と云われた事があるからね、また待たるる身より待つ身はつらいともあって軒に吊られたヴァイオリンもつらかったろうが、あてのない探偵のようにうろうろ、まごついている君はなおさらつらいだろう。累々 として喪家 の犬のごとし。いや宿のない犬ほど気の毒なものは実際ないよ」 「犬は残酷ですね。犬に比較された事はこれでもまだありませんよ......
単語の意味
まごつく
まごつく・・・まごまごする。うろたえる。動揺して、どうすればいいか分からなくなる。
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風に吹かれる雨戸のようにふわふわしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
豚のように臭みをかぎながら カフエーからカフエーを歩きまわった。
林芙美子 / 新版 放浪記
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人の窓ばかりを眺めていなければならない。
梶井基次郎 / ある崖上の感情
あてのない探偵のようにうろうろ、まごついている
夏目漱石 / 吾輩は猫である
まるで飢えてなぞいないかのように、取りつくろった足取である。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
忙しそうに動き回る人々の間をぬって、
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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