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朝露のような湿り気を持った 雀 の快活な 啼声
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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鳥のさえずり(鳴き声)
雀(すずめ)
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前後の文章を含んだ引用
......い講談本を持って、「明日」と云ってその部屋を出た。「御機嫌よう」こういって、お栄は謙作が襖を締めるのを待って電燈を消した。 謙作はその気楽な講談本を読みながら、朝露のような湿り気を持った雀の快活な啼声を戸外に聴いた。 翌る日はどんより曇った静かな秋の日だ。午過ぎて一時頃、彼はお栄の声で眼を覚ました。「竜岡さんと阪口さん」 彼は返事をしなかった。返事をするのが......
単語の意味
雀(すずめ)
雀・・・ハタオリドリ科の小鳥。人里近くに住み、ハトと同じくらいよく見られる鳥。背中は茶色に黒い班点があって、腹は白い。稲などの穀物を荒らす一方で、害虫もよく食べる。竹と対になり縁起の良いものとされ、画題や家紋となる。
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名も知らぬ鳥が腰を下ろし、機銃掃射のように鳴きまくっていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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雀が二羽檜葉 を揺すって、転がるように青木の蔭へかくれた。
梶井基次郎 / 雪後
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雉子が、長い裾をひくような柔らかい格好で飛ぶ
佐多 稲子 / 素足の娘 amazon
(おうむ)黒い貝殻のような 嘴
向田邦子 / 酸っぱい家族「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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