耳をすませてみる。しかしどんなに聴いても、単語がひとつも拾えない。分かるのは日本語だということだけだ。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:49% 作品を確認(amazon)
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よく聞こえない・不明瞭な音
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前後の文章を含んだ引用
......会の音が聞こえている。 誰かがなにかを言って、どっと笑い声があがり、どしゃぶりのような拍手が響く。さっきから、それが繰り返されている。なんの集まりなのだろうと、耳をすませてみる。しかしどんなに聴いても、単語がひとつも拾えない。分かるのは日本語だということだけだ。 ゴン! と大きな音がして、気づけば俺は机にうつぶせていた。額を打ったのか、にぶい痛みが遅れてやってくる。もう、くたくたなのだ。 当時の新聞の縮刷版や、週刊誌の......
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よく聞こえない・不明瞭な音の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
階下からは、武内親子の話し声が、途切れ途切れに聞こえて来ていた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
彼が看護婦と何事か話している声が聞こえた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
風が強く、声はさらわれた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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しばしば不器用な言葉の尻 を消して、曇った顔をしなければならなかった
有島武郎 / 生まれいずる悩み
口振りに棘が埋まっている
黒井 千次 / 群棲 amazon
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