顔の真中に大きな鼻を祭り込んでいる

鼻丈（だけ）は無暗に大きい。人の鼻を盗んで来て顔の真中へ据え付けた様に見える。

鼻だけが細面の顔に似合わず太い

（一重の）目と高い鼻がミスマッチで、外人に扮して大げさな付け鼻をしている日本人のお笑い芸人みたいにも見える。

どこへ出しても恥ずかしからぬ鼻――鞍馬山（くらまやま）で展覧会があっても恐らく一等賞だろうと思われるくらいな鼻を所有していらせられますが、悲しいかなあれは眼、口、その他の諸先生と何等の相談もなく出来上った鼻であります。

鼻の頭は怒りのために膨らんだ。

小さな鼻の穴の周りが息をするたび動いている

鼻が秀でた細面

細長い腸詰（ちょうづ）めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下っている

高い上品そうな鼻すじ