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電話が鳴った。内線電話の呼び出し音ではない。外部からかかってきたことを示す鈍い電子音だった。
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電話の音・電話が鳴る・着信
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電話の音・電話が鳴る・着信の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(小布団の敷かれていない電話機)じかに置くと、ベルが鳴ったとき耳障りながさつな音を立てる
向田邦子 / 花の名前「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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耳ざわりな音が鼓膜を引っ掻く
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
鐘の音が渡良瀬川の川面を越えて鳴り響いた
城山三郎 / 辛酸 amazon
「電話」カテゴリからランダム5
マンションの電話は外国映画のようにベッドの脇に据えてあった。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(話し相手が黙って、)ものすごく遠くの方で女が喋っている声が聞こえた。長い廊下の向こうの端から聞こえてくるような声だった。小さくて乾いていて、妙な響き方をした。内容までは聞き取れなかったが、それはとても辛そうな声に聞こえた。辛そうに、途切れ途切れにその声は話し続けていた。《…略…》まるで死人が語りかけているみたいだな、と僕は思った。長い廊下の端の方から死人が話しかけている。死んでいるというのが、どれほど辛いことなのかについて。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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