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ここをすっぽり覆っている静けさには、言い訳できない深い力が籠っていた。いくら春休みだとは言っても、その静けさは救いようがないくらいに徹底的だった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
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ひっそりと佇む
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前後の文章を含んだ引用
......、非常階段のてすりも、屋上のテレビアンテナも、何もかもが古びていた。そういう変化はわたしが卒業してからの年月を考えれば、当然の老化と言えるかもしれない。しかし、ここをすっぽり覆っている静けさには、言い訳できない深い力が籠っていた。いくら春休みだとは言っても、その静けさは救いようがないくらいに徹底的だった。 わたしは最初懐かしさよりも静けさに圧倒され、しばらく門の前にたたずんだ。庭には雑草が茂り、自転車置場の隅にはヘルメットが一個落ちていた。風が吹くと庭の草が一面......
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籠もる・隠る・篭る・籠る(こもる)
籠もる・隠る・篭る・籠る・・・1.中に入ったきりで、外に出ないでいる。
2.外に向かって発散せず、内側にたまったきりである。
3.力や感情が、そのものの内に含まれている。「力のこもった投球」
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ひっそりと佇むの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
丁度枕元をすり足で人が通るような森閑とした家構えで
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
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瓦礫 の山や弾痕だらけの壁
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ戦場・戦争廃墟・廃屋・瓦礫の山
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