(あばたが)鼻の頭や頬の上へ陣取って頑 として動かない
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
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あばた・ニキビ跡
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前後の文章を含んだ引用
......果でこんな妙な顔をして臆面 なく二十世紀の空気を呼吸しているのだろう。昔なら少しは幅も利 いたか知らんが、あらゆるあばたが二の腕へ立ち退 きを命ぜられた昨今、依然として鼻の頭や頬の上へ陣取って頑 として動かないのは自慢にならんのみか、かえってあばたの体面に関する訳だ。出来る事なら今のうち取り払ったらよさそうなものだ。あばた自身だって心細いに違いない。それとも党勢不振の......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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