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服装からも、様子からも、落魄 というような一種の気分が漂っていた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:57% 作品を確認(青空文庫)
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服装や身なりが汚い
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前後の文章を含んだ引用
......つめているのだった。葉子は何の気なしにその男の顔をながめた。 木部孤笻 だった。 帽子の下に隠れているせいか、その顔はちょっと見忘れるくらい年がいっていた。そして服装からも、様子からも、落魄 というような一種の気分が漂っていた。木部の顔は仮面のように冷然としていたが、釣 り竿 の先は不注意にも水に浸って、釣り糸が女の髪の毛を流したように水に浮いて軽く震えていた。 さすがの葉子も胸をどきんと......
単語の意味
落魄(らくはく)
落魄・・・すべてを失って落ちぶれること。
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袖口も、襟 もとも垢 でぴかぴか光っている。いっそ裸で歩きたい位だ。
林芙美子 / 新版 放浪記
茫々としたむさくるしい姿
林芙美子 / 新版 放浪記
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ワイシャツの一番上のボタンまできっちりとはめ、ネクタイもきつめに締めたままとろうとしなかった。そのため、首の回りの肉が二重に浮かび上がって、見ているほうが息苦しくなってしまう。
鈴木 光司 / リング amazon
まるで子守っ子のような肩あげ
林芙美子 / 新版 放浪記
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